ぴーちゃん通信

2019/9/1号 名古屋たち子師長(清瀬院・練馬院)インタビュー

毎月ピックアップしてスタッフを紹介していくこのコーナー。

今回は清瀬院・練馬院における外来看護師の要、名古屋たち子師長です!名古屋師長には現場スタッフの皆さんからの質問も含め、ご自身のお話や看護に関するお話を聞かせていただきましたよ♪

 

【Q こんにちは!まずは名古屋師長が看護師を目指されたきっかけを教えてください】

 

きっかけは、中学2年生のときに仲の良かったいとこが交通事故で亡くなったことでした。車での事故だったんですが、いとこの同乗者は全身血だらけで急いで処置をされていたのに対し、いとこは目立った外傷がなく対応が後回しになってしまって…

そのときに「人の体の見えないところで何が起こっているんだろう?」と。

そう思ったのがきっかけでした。

 

【Q お辛い思いをされたのですね。実際に看護師になられてからはどのようにキャリアを重ねてきたのでしょうか?】

 

臨床の看護師として18年、それから看護教員として専門学校で20年、そしてまた現場に戻ってきたので…精神科病棟以外は全ての科を経験しました。

看護教員時代は講義と実習を半々でしたが、あくまでも学生のサポート役でしたから…

もちろん生徒たちがきちんと勉強し看護師として卒業していくことはとても楽しいことでした。ただ自身のことを考えたときに、やはり最後は現場に戻って実際患者様に触れて終われたらという思いが強く、また現場に戻ってきました。

 

【Q 名古屋師長の「看護師観」というのでしょうか、どういった看護を目指すのかをお聞かせいただけますか】

 

一番大事なのは患者様の立場に立って考える、その人の思いに添えたか考えることだと思っています。

もしなにか迷ったときは「看護者の倫理綱領」を思い出すようにしています。実はこれいつも持ち歩いているんですけど…人間としての尊厳を尊重する、平等な看護をする等、看護師を目指す人が学校で必ず教わることです。学生だろうとベテランだろうと、みんなが必ず意識しなければいけないことですね。この看護倫理を思い出し振り返ることで、私は何をするのか?と自分を見失わず初心に戻れるようにしています。

 

【Q 初心忘るべからず、ですね。では所属長として心掛けていることはなんでしょうか?】

 

できていない時もあるんですが…その日出勤しているスタッフに必ず一言声をかけること、患者様も見るけどスタッフも見る、ということですね。何か困っていないか、動きにくくないかを見るようにしています。清瀬院にいても練馬院に行っても、みんな本当によく頑張ってくれていてそれがとても嬉しいなと思いますし、誇りに思います。

もちろん患者様に対して何か気付けることはないか、ということも大事にしています。なるべく診察の場にナースがいた方がすぐに補助ができますが、例えばドクターに対してはお話できるけど看護師にはあまり話を聞かれたくない患者様もいらっしゃいますから、必要に応じてナースの立ち位置を移動してもらったりなども意識しています。

守山院長先生もおっしゃっていましたが「何か気になって受診するんだから、しっかり診てあげたい」と。本当にその通りなので、色々な症状の患者様がいる中で「ちゃんと病院に来てよかったな」と思われるような看護を心掛けています。

 

【Q 名古屋師長の看護に対する真摯な姿勢がとても伝わってきました。では最後にプライベートのことも…ズバリ、休日は何をして過ごしていますか?】

趣味が書道なので、いまは週に1度くらいのペースですが書道の先生について指導してもらっています。毎月書く字は決まっていて、今日はたまたま持ってたんですけど(とても達筆な書を見せて頂きました!)こうして課題の書を先生に赤字で添削してもらい、休憩中なんかに見て確認しています。見ないと忘れてしまうので…

小さいころから書道をやっていて、それこそ看護師を目指す前は書道を仕事にしたいと思っていました。母には生活していけないからと反対されましたが(笑)

 

 

趣味もお仕事もずっとひとつのものを愛情持って長く続けてこられた名古屋師長、ありがとうございました!インタビュー中も現場への愛に溢れていて、とてもほっこりしました。

書道を教える資格もお持ちだそうなので、ぜひ習ってみたいぴーちゃんでした!