ぴーちゃん通信

2019/10/1号 山本悦子師長(清瀬院・病棟)インタビュー

毎月ピックアップしてスタッフを紹介していくこのコーナー。

今月は清瀬院3階病棟の頼れる師長、山本悦子師長です!山本師長にはお仕事のあれこれを語っていただきましたよ♪

 

【Q 山本師長こんにちは!まずは看護師を目指したきっかけを教えてください】

 

出身が新潟県なんですが、通っていた県立高校は珍しく看護科のある高校でした。私は普通科に通っていたんですが、看護科があることで初めて看護師という仕事を知って興味を持ったのがきっかけで、仲の良かった友達と一緒に都立の看護学校に上京してきました。

 

【Q 看護学校を卒業されてからはずっと看護師として働かれていたんですか?】

 

卒業後は都立病院で看護師として内科と外科を約8年経験しました。そして家庭の事情から病院を退職し一度は専業主婦を経験したりもしてから訪問看護ステーションに再就職しました。当時訪問看護というもの自体知名度は低かったですし、自分自身も内容はよく知らないまま面接に行ったら即採用だったので、家の近くということもあってそこで20年近く、ケアマネージャーと訪問看護師を兼務してました。

ケアマネージャーの資格は第一回の資格試験で取りましたよ。

 

【Q 病棟も長く経験されて、看護のエキスパートですね!訪問看護と現在の病棟師長、どういった違いがありますか?】

 

訪問看護は基本一人で行って処置や介護を行い一人で帰ってくる、体力のいる仕事でした。更に、ドクターと一緒に回るわけではないので自分で判断しなければいけないところや、家族や暮らしている環境も含めてじっくり関わるところが難しい点でもありました。

管理者として介護認定審査会など市の仕事にも関わっていたので、非常に忙しさは感じていました。周りからは「訪問看護向いてるね」とは言われていましたよ。

病棟勤務では肉体的にだいぶ楽になったと思います。同じ年齢、同じ性別、同じ病気の患者様でも一人一人は全く異なるので、関わり方が難しいのは同じだと思います。体だけでなく心のあり様も考えなければいけないのですが、病棟では入院日数に制限があるので急ぐ必要があります。どれだけ相手を理解して寄りそえるかですね。誰かにとっては正解でも誰かにとっては不正解なこと、良かれと思い話したことに感謝されることもあればそうじゃないときもある。難しいですが、人間関係を微調整していけたらと思います。

 

【Q それが山本師長の「すぐそばに、ずっとともに。」なんでしょうね。師長のもとで働いているスタッフも心強いと思います。では一緒に働いているスタッフになにか一言お願いします!】

 

いつも感謝しています。去年は患者数も多くさらに重症の患者様が多かったので特にハードだったとおもいますが…すごく丁寧に仕事をこなしてくれますし、患者様のこと第一で行動してくれますし、一緒に働けて光栄です。

 

【Q 実は病棟で働いているのは看護師さんだけではないんですよね。先日、雑誌「日経ヘルスケア」の取材で救命士の教育について取材を受けられたかと思いますが、どのような内容だったのでしょうか?】

 

テーマとしては救急救命士の働きかた、病院として救急救命士をどのように活用していくかといったものでした。具体的には、慢性期の患者様を看るという看護師に近い仕事の教育についてです。

救急救命士は、患者様が病院に搬送されるまでの救命活動をすることを主に教育されていて、急性期の患者様の対応をすることが多いです。しかし在宅診療部でドクターに同行する救命士は慢性期の患者様を見られなければ仕事になりません。そこで病棟では、慢性期の患者様について症状の確認をしたり、どういった対応をすべきかの判断力を高めるための指導を行っています。そういった内容をお話ししました。

 

 

【Q とても興味深い特集ですね…掲載された雑誌、読んでみますね!では最後にプライベートなことも少しお聞かせください。ずばり、山本師長の趣味はなんですか?】

 

本が好きで、薄手の文庫本くらいだと数時間で読み切ってしまいますね。ジャンルは問わず、小説はSFから恋愛小説、評判のものも…なんでも読みます。最近面白かったのは恩田陸の「蜜蜂と雷鳴」です。浜松の音楽コンクールの作品なんですが、直木賞も受賞してましたよ。

あとは音楽も好きで、バイオリンを8年近く習っていて、クラシックギターもやっていました。

忘年会で披露?やりません!笑

 

2019/9/1号 名古屋たち子師長(清瀬院・練馬院)インタビュー

毎月ピックアップしてスタッフを紹介していくこのコーナー。

今回は清瀬院・練馬院における外来看護師の要、名古屋たち子師長です!名古屋師長には現場スタッフの皆さんからの質問も含め、ご自身のお話や看護に関するお話を聞かせていただきましたよ♪

 

【Q こんにちは!まずは名古屋師長が看護師を目指されたきっかけを教えてください】

 

きっかけは、中学2年生のときに仲の良かったいとこが交通事故で亡くなったことでした。車での事故だったんですが、いとこの同乗者は全身血だらけで急いで処置をされていたのに対し、いとこは目立った外傷がなく対応が後回しになってしまって…

そのときに「人の体の見えないところで何が起こっているんだろう?」と。

そう思ったのがきっかけでした。

 

【Q お辛い思いをされたのですね。実際に看護師になられてからはどのようにキャリアを重ねてきたのでしょうか?】

 

臨床の看護師として18年、それから看護教員として専門学校で20年、そしてまた現場に戻ってきたので…精神科病棟以外は全ての科を経験しました。

看護教員時代は講義と実習を半々でしたが、あくまでも学生のサポート役でしたから…

もちろん生徒たちがきちんと勉強し看護師として卒業していくことはとても楽しいことでした。ただ自身のことを考えたときに、やはり最後は現場に戻って実際患者様に触れて終われたらという思いが強く、また現場に戻ってきました。

 

【Q 名古屋師長の「看護師観」というのでしょうか、どういった看護を目指すのかをお聞かせいただけますか】

 

一番大事なのは患者様の立場に立って考える、その人の思いに添えたか考えることだと思っています。

もしなにか迷ったときは「看護者の倫理綱領」を思い出すようにしています。実はこれいつも持ち歩いているんですけど…人間としての尊厳を尊重する、平等な看護をする等、看護師を目指す人が学校で必ず教わることです。学生だろうとベテランだろうと、みんなが必ず意識しなければいけないことですね。この看護倫理を思い出し振り返ることで、私は何をするのか?と自分を見失わず初心に戻れるようにしています。

 

【Q 初心忘るべからず、ですね。では所属長として心掛けていることはなんでしょうか?】

 

できていない時もあるんですが…その日出勤しているスタッフに必ず一言声をかけること、患者様も見るけどスタッフも見る、ということですね。何か困っていないか、動きにくくないかを見るようにしています。清瀬院にいても練馬院に行っても、みんな本当によく頑張ってくれていてそれがとても嬉しいなと思いますし、誇りに思います。

もちろん患者様に対して何か気付けることはないか、ということも大事にしています。なるべく診察の場にナースがいた方がすぐに補助ができますが、例えばドクターに対してはお話できるけど看護師にはあまり話を聞かれたくない患者様もいらっしゃいますから、必要に応じてナースの立ち位置を移動してもらったりなども意識しています。

守山院長先生もおっしゃっていましたが「何か気になって受診するんだから、しっかり診てあげたい」と。本当にその通りなので、色々な症状の患者様がいる中で「ちゃんと病院に来てよかったな」と思われるような看護を心掛けています。

 

【Q 名古屋師長の看護に対する真摯な姿勢がとても伝わってきました。では最後にプライベートのことも…ズバリ、休日は何をして過ごしていますか?】

趣味が書道なので、いまは週に1度くらいのペースですが書道の先生について指導してもらっています。毎月書く字は決まっていて、今日はたまたま持ってたんですけど(とても達筆な書を見せて頂きました!)こうして課題の書を先生に赤字で添削してもらい、休憩中なんかに見て確認しています。見ないと忘れてしまうので…

小さいころから書道をやっていて、それこそ看護師を目指す前は書道を仕事にしたいと思っていました。母には生活していけないからと反対されましたが(笑)

 

 

趣味もお仕事もずっとひとつのものを愛情持って長く続けてこられた名古屋師長、ありがとうございました!インタビュー中も現場への愛に溢れていて、とてもほっこりしました。

書道を教える資格もお持ちだそうなので、ぜひ習ってみたいぴーちゃんでした!

 

2019/8/1号 吉田圭佑先生(犬のじどうかん POOCH PAL)インタビュー

毎月ピックアップしてスタッフを紹介していくこのコーナー。
今回は犬のじどうかんPOOCH PAL代表の吉田圭佑先生に、POOCH PALの活動や魅力をたっぷりと語っていただきましたよ♪

 

【Q 吉田先生こんにちは!まずはPOOCH PALがどんな活動を行っているところなのか教えてください】

 

POOCH PALは「街のわんこの相談役」をモットーにした犬のじどうかんです。
POOCH PALでは忙しくて十分に遊んであげられないわんこや毎日がお留守番になってしまうわんこを預けることができ、お預かりの間にしつけ指導をしたり他のわんこと遊ばせることができます。お預かりしたわんこ同士が教室で一緒に学んだり遊んだりすることで、自分で考えて行動するようになり、社会性や自主性を身に付けます。
小学校や幼稚園ではなく、何故じどうかんなのか?それは、学びに行くためだけではなく遊びを通じて心身共に学んでいく、地域にあって当たり前の場所「じどうかん」が、POOCH PALのコンセプトにぴったりだったからです。

 

【Q 先生はなぜこのPOOCH PALを立ち上げようと思ったのですか?】

 

もともとは専門学校を卒業後に警察犬の訓練所にいたんです。東日本大震災でも活躍した災害救助犬を訓練したりしていました。そして10年ほど前に独立し、個人で犬の家庭教師として訪問でしつけ指導などを行うようになりました。
そこでは吠えたり噛み癖のある子を指導したりしていたのですが、一度「吠える子」「噛む子」といった困ったイメージがついてしまった子は孤立してしまい、コミュニティに戻りづらくなっていて…
そうしたときに犬の事も学べて、尚且つ地域のコミュニティづくりにも役立てる「じどうかん」があったらいいなと思ったんです。

 

【Q 「家庭犬から社会犬へ」という先生の言葉がとても印象的でした…!】

 

「社会犬」という言葉は実は造語で、人間の子供が「社会人」になるように、犬も社会の一員として何か担っていけるように育ってほしいという気持ちが込められています。
人間が自分の子に「立派な社会人に育ってほしい!」と思うのと同じように、子犬の頃からそのように意識して育てられた子は問題行動を起こしにくくなります。そして社会性を身に付けた子は地域のコミュニティに加わりやすく、人と人(飼い主同士)のコミュニケーションの一助になったりします。
街でわんこを見かけて癒されたりすることはありませんか?POOCH PALが地域のわんこたちと発足した「地域見守りわんわん隊」はわんこを連れて子供の見守りパトロールや、高齢者や子供達とのふれあい活動をしています。
週に一度のパトロールですが将来的には地域の人も一緒に見回れるような、地域に根差した活動になるよう組織として支援していこうと思っています。
今は高齢者ばかりになってしまった夜警にもわんこを連れて参加したところ、とてもウケがよく今後若い人たちの参加も見込めるのでは…と期待していますよ。

 

【Q わんこがいることによって人も遊び、学び、社会性を身に付けることが出来るんですね!】

 

そうですね、今はおうちの事情で犬を飼えない家庭が多く、犬を触ったことがない子供も多くいます。そんな中でPOOCH PALの活動として小学校の防犯教室に参加したりすることで、子供たちが犬との触れ合いで命の大切さを学んだり、早いうちから「働く犬」を身近に感じてもらうことができます。
6月は保育室あおいとりとの交流会を行ったりもしましたね!

 

【Q わんこの可能性ってすごいですね!2020年、いずみのオープンに合わせてPOOCH PALも2店舗目が展開されますが、いずみではどんな活動をされるのでしょうか?】

 

ホームホスピスでは日中の間わんこのお世話をこちらで引き受けて、夜のくつろぎの時間には患者様にわんことゆっくり過ごしてもらったりできたらと考えています。
メディカルフィットネスではわんこにリハビリのお手伝いをしてもらえたらと思っています。例えばボール拾いが得意な子にボールを投げて取ってこさせる訓練、ジャンプが得意な子と一緒に柵を超える訓練…淡々とリハビリをこなすのではなく、「この子と一緒だったら頑張れるかも」と、やる気も出てきますよね。

このリハビリのサポートも、地域のわんこを訓練して手伝ってもらえたらと考えています。
そして地域のわんこのデイサポート。普段お留守番しているわんこのお預かりです。飼い主じゃない人やよその犬と過ごすことで社会性もアップします。飼い主と犬のサポートセンター的な役割を担うことで、飼育放棄をさせない体制をつくります。
動物介在医療が良いとは言われはじめていますが、なかなか実践されていないのが現状です。そんな中でいずみは医療施設と動物の飼育施設を併設させるという、きっと初めての施設になります。セラピードッグが施設に赴いてケアしていた今までの動物介在事業と大きく違う部分です。

 

【Q わくわくするような初めての試みがたくさんですね!それでは最後に、今後医療法人の理事になられるにあたっての意気込みをお願いいたします!】

 

いずみの試みは医療と動物(犬)が連携した新しい挑戦になります。いろんな人のため、そして地域のために何かができるというのはとても嬉しいことです。これまでの知識や経験を活かして、いずみをサポートできたらと思います。
いずみのプロジェクトは日本初であり、動物介在事業のひとつのモデルとなります。きっと大成功すると思っていますし、楽しみでもあります。
いずみプロジェクトでこの業界をけん引できる存在になれたらと思っていますので、責任を持って謙虚に頑張ります!

 

いずみプロジェクトは地域の方や院内の先生方からもとても関心の高いプロジェクト!どんな施設になるのか今からわくわくですね。
もし自分がリハビリなどで医療機関のお世話になるとき、こんな施設が近くにあったらいいな♪と思ったぴーちゃんでした!